当然といえば当然なんでしょうが、釣り具もかなり進歩していることにも驚きました。なかでも電動リールの種類の多さにはびっくりで、ワカサギ釣り用の小さい電動リールなんてのもあるんですね。私は父から釣りを教わったのですが、父は釣りは掛かった時の引きを楽しむもので、アタリをとるのには指先(の感覚)が一番だとよく言ってました。
技術の進歩で多くの人が気軽に釣りを楽しめるようになったことはいいと思いますが、釣り本来の楽しみというのもあるのではないでしょうか。大物仕掛けでファイトを楽しむというのももちろんありですが、シロギスのような小さい魚でも竿と仕掛け次第で楽しめるものです。日本人は釣りを楽しむことにかけて、昔からいろいろな工夫をしてきました。そういう伝統はこれからも残っていってほしいと思います。




写真は江戸の和竿職人さんと播州の毛針職人さん
日本の昔の釣り具は美術工芸品といってもいいですね。
さて今回個人的に一番興味を持ったのがこれ。
「ソナーボール」
小型の魚群探知機は昔からありましたが、これは専用モニターではなくスマートフォンに
つなげて画像を見るというもの。
開発した会社は「WEB 及び通信機器、主にAndroid端末とアプリソリューションの開発・販売」が専門だとか。
釣りにもITの時代が来たようですw。
おまけ
このイベントに行く前に石川町の食堂で昼食をとったのですが、お店にはこんなものが飾られていました。
マッコウクジラの歯を削って作ったイルカの彫刻(左)と、捕鯨船(キャッチャーボート)の写真(右)
このお店の親父さんが昔大洋漁業(現マルハニチロ)の捕鯨船に乗り組んでいたとのこと。店も昔ながらの食堂といった感じで、また行ってみたいですね。

